イギリスで生活したいけど生活費がどのくらいか知りたい!けどネットではロンドンの情報しか出てこない!という人のためにロンドン以外ならどのくらい生活費がかかるのかということを夫の実家を例に説明していこうと思います!
夫婦2人、バーミンガム近郊の小さな街で犬を1匹飼ってる我が夫の両親の月々の出費
住居費含めて£1400強、住居費抜くと£1000弱です。

ロンドンだと家賃を入れたら特に贅沢してなくても夫婦2人暮らしで£3000超えてくるそうなのでいかにイギリスの地方での生活費が安いか(というよりロンドンが高すぎる)ということがわかります。
時たまロンドンでの生活費は月々家賃含めて20万円くらいあればいけるよ!て書いてあるサイトをちらほら見かけますが、あれはシェアハウスに住んで食事はほとんど自炊で済ませることを前提とした話です。ワンルームに1人で住んだ場合、20万円は家賃で消し飛びます。
まずはおそらく1番大きい固定費であろう住居費!ロンドン外でも高いの?
2DK +石炭部屋(イギリスでは暖炉を使っていた昔の名残で石炭部屋がある家が多い)+前庭と裏庭で月々£500です。ただし、これは公営住宅の値段なので普通に借りたら1.5倍〜2倍くらいします。土地面積あたりで計算すれば日本より安いですが、住居面積で計算すれば日本より高いです。
ただ現在、円安ポンド高のせいで日英間の給料格差が酷いことになっているのでイギリスの給料水準で見ると別に日本と比べて高いということはなさそうです。
ちなみにロンドンでは一人暮らし用のワンルームマンションでも地区によっては月60万円越えの部屋がザラにあります。東京23区が可愛く見えてきますね(白目)
光熱費はどのくらい?やっぱり値上がりしてるの?
ガスと電気合わせて£140です。夫婦2人+犬が2DK+石炭部屋の家に住んでる場合こんな感じです。平均なので冬はこれより高く、夏はこれより低くなります。日本の光熱費(二人暮らし)の平均が1.7万円くらいなので約1.5倍強です。給与水準で見ると日本と比べて安くも高くもないです。某東欧でいざこざが起きる前はもっと安かったそうです。
ちなみに、イギリスの家の多くはエアコンが設置されていません。30年前の北海道のようですね。昨今の温暖化の影響でイギリスでもエアコン必須の猛暑に襲われることはあるにはあるのですが頻度が日本に比べると少なすぎるため、頑張って耐えるしかないのです。
次は水道代!ところでイギリスの水道水って飲めるの?
驚くなかれ、一カ月で約£45です。イギリス人は浴槽にお湯溜めたりはしません。入浴は基本的にシャワーでさっと済ませます。それでも£45します。向こうの給与水準で考えても高すぎです。ですから、お風呂は基本的にためずにシャワーで済ませましょう。
毎日風呂を沸かしている我が夫婦(日本住み)の水道代が2カ月で9000円弱と考えるとイギリスの水道代の高さが際立ちます。
ちなみにイギリスの水道水は日本のものと同じように基本的に飲めます。
Council taxという名の住民税も隔月払わなければならない!ちなみにいくら?
私の夫の両親のCouncil taxの合計は一回の支払いが£165の年間£1650です。イギリスの場合は給料からの天引きではなく自分で払う必要があります。支払いは年10回です。Council taxを払うためのホームページがあるのでそこで支払います。

ちなみに日本とは異なり、家の作りや広さも考慮されるので計算は結構ややこしいです。条件を満たすと控除が入ります。イギリス政府のサイトに実際に家の住所を入れてtaxを概算してくれるサイトがあるので良かったら使ってみてくださいね。

インターネットとTV
£50とのことですが、どれだけのサブスクに入ってるかどうか義両親に聞くのを忘れたので参考程度にお願いします。
通信費(スマートフォン)
約£25です。端末代はおそらく含んで無いでしょう。2人分でこれなので日本と比べて特別高くも安くも無いと思います。ちなみに、日本に比べて電波が悪いので注意してください。地下鉄はもちろん圏外ですが、たまにそこら辺のトイレの中とかでも圏外になります。ちなみにWi-Fiの速度も超高級住宅地でない限り、日本より遅いです。夫曰く、ドイツよりは速いとのことです。
海外向けeSIM!スマホ一つで旅行がもっと快適【TORA eSIM】
↑海外旅行に行く際はあらかじめSimカードを用意しておきましょう。
車の維持費
保険、車税もろもろ含めて約£55です。ちなみに車2台です。イギリスでは都市部以外は車が無いと詰むのは日本と同じです。しかし、イギリスの方が車の維持費は圧倒的に安いです。車検の費用は維持費に含みませんでしたが、日本よりまあ安いです。£60程度です。無料駐車場も多いので非常に車フレンドリーな社会です。
ガソリン代
驚くなかれ、毎日通勤に使用している車2台で約£30です。すごく安いですね。日本では田舎に住んだら都会に比べて住居費は安くなるが車の維持費やガソリン代で結局収支はトントンになるといいますが、イギリスではそんなことはございません。
食費+日用品+雑費+外食代
約£400です。イギリスでは食費と日用品と医薬品が全て一緒に売っている大きなスーパーがあちこちにあるので1週間に1回買い出しに行きます。食品や食材は一見高く見えるのですが、イギリスの食品や食材はそもそも大きいのでg換算すると日本同等もしくは日本より安かったりします。
逆に日本に比べて明らか高いものといえば清涼飲料水です。g換算しても2倍以上の値段です。なぜこんなに高いのかというと税金のせいです。イギリスでは体に悪そうな(少なくとも良くは無い)飲食物に追加で税金がかかるのでこんなに高くなるのです。(日本のタバコ税のようなもの)ちなみに、Red bullを買おうとすると年齢確認されます。どうして…(困惑)
イギリスの郊外はいいぞ!
いかがでしたか?大都市(特にロンドン)以外なら実は思ったより生活コストは高くないのです。本当の田舎になると仕事がないので田舎(郊外)という表現を使いました。都会の喧騒から離れて郊外でスローライフを送るのもなかなか良い物なのではと思います。
ちなみに、こちらはイギリスに旅行に行くとだいたいこのくらいお金がかかりますよ、ということを書いた記事でございます。↓
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